Enji / Ursgal(CD)

¥2,750

\ モンゴルの伝統的民謡オルティンドーとジャズの麗しき邂逅
 静かで繊細な音楽を愛するものに支持された名作が初CD化 /

モンゴル出身でドイツのミュンヘン在住のシンガー・ソングライター、エンジことエンクヤルガル・エルケムバヤル(Enkhjargal Erkhembayar)の2ndアルバム『Ursgal』。

2021年5月にリリースされるや、ストリーミングで徐々に話題を集めるとともに、LPは2度のプレスが完売。そしてこの度、初のCD化となりました。

ウランバートルに生まれたエンジは、労働者階級の家族のもと、ユルト(遊牧民族の円形型移動テント)で育ちました。
元々は作曲やステージに立つことはあまり考えておらず、当時、小学校の音楽教師として働いていた彼女は地元のゲーテ・インスティテュートのプログラムをきっかけにジャズへの情熱が高まり、やがてアーティストとしての道を歩むようになります。
カーメン・マクレエ、エラ・フィッツジェラルド、ナンシー・ウィルソンの音楽に触発され、エンジは自分で曲を書き始めました。

彼女のオリジナル曲を収めた初のアルバム『Ursgal』は、モンゴルの伝統的民謡オルティンドーにジャズとフォークを独自に融合させた、まさに彼女にしか作れない作品で、耐え難い距離感、地球上に存在する奇妙さ、そして人生のシンプルな真実についての個人的な物語が歌われています(9曲中1曲はジミー・ドーシーとポール・マデイラの名曲「I’m Glad There is You」のカヴァー)。

ミュンヘンのジャズ・クインテット、フェイザーのポール・ブランドルのギター、モンゴル人コントラバス奏者ムングントフ・ツォルモンバヤル(Munguntovch Tsolmonbayar)のコントラバスと、彼女のヴォーカルによるトリオ編成による、より静謐で繊細な作品。

オープニングを飾る「Zavkhan」は、彼女の音楽活動を初期から支えてくれた父親へのラブレターのよう。
この曲は、彼女の父が育ったモンゴルのザブハン県にちなんで命名されています。

Squamaレーベルの共同創設者でもあるミュンヘンのプロデューサー、マーティン・ブラッガーがプロデュースとミックスを担当しています。

1. Zavkhan
2. Diary Of June 9th
3. Gandii Mod
4. I’m Glad There Is You
5. Khorom
6. Sevkhet Bor
7. Ursgal
8. Aya
9. An Untitled Hill

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Enji

エンジ

モンゴルの首都ウランバートルで生まれ育ったミュンヘンのシンガー・ソングライター、エンジことエンクヤルガル・エルケムバヤル(Enkhjargal Erkhembayar)。労働者階級の末娘としてユルト(遊牧民族の円形型移動テント)で育つ。両親からモンゴルの民謡や舞踊の伝統を学び、オルティンドーという、ホーミーと並び遊牧民族モンゴル人を代表する歌唱法を教わった。

もともと小学校の音楽教師という職業に満足していた彼女だったが、2014年にドイツ人ベーシストのマーティン・ツェンカーがゲーテ・インスティトゥートのファンドでモンゴルにジャズ教育プログラムを持ち込んだことをきっかけに、ミュージシャンとしての道を歩むことに。

2017年、伝説的なアメリカのドラマー、ビリー・ハート、ドイツのサックス奏者ヨハネス・エンダース、イギリスのピアニスト、ポール・カービー、そして彼女の指導者マーティン・ツェンカーとともに、モンゴルを代表する作曲家センビーン・ゴンチグソムラー(Sembiin Gonchigsumlaa)の作品集『Mongolian Song』を録音。

その後、彼女はドイツのミュンヘンへと移住し、2020年にミュンヘン音楽・舞台芸術大学のジャズヴォーカル修士課程を卒業した。新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけにした深い自己内省をもとにした2ndアルバム『Ursugal』を2021年ミュンヘンのSquamaからリリースした。

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