こ、これはヤヴァすぎる!!1971年ウェールズ産DIY ACID FOLKの極北作がCDリイシュー!!

「ノエル・カワード、ホークウィンド、インクレディブル・ストリング・バンド、ノイ、ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンド、キンクスがスタートレックのテレポーテーション事故で一緒になったようなものだ」

キンクスから影響を受けたというこの自主フォーク作は、ひとりの男が破滅に向かって落ちていく様子を描いたクレイジーかつ破壊的かつウィットにも富んでいるコンセプト・アルバムであり、ハイライトとなる"Dragonfly Wings"では、「モタり」ドラムとチープすぎるオルガンが催眠的サイケ・グルーヴを炸裂させる凄まじいアウト・サイダー・グルーヴを生み出しています・・・

頭のネジが20本くらいは抜けた酩酊状態のレイ・デイヴィスが作ったかもしれないキンク風キラー・チューン"Would You Like a Brown Ale?"含め、アルバム全体を通じてすさまじいストレンジ・チューンと音像の存在感。もしかすると「SF SORROW」や「TOMMY」、「ARTHUR」を飛び越えた高みに存在しているかもしれないコンセプト作の登場です。

自主盤再発のなかでも飛びぬけてセンセーショナルな一枚と断言できるでしょう!!

本作はウェールズの荒野にある壊れかけの屋敷を借りて制作されたそうで、当時ジョン・ピールにも発送(※ちなみに返事の手紙がスリーブに再現されています)、特に展開は起きなかったようで、彼らは今でもウェールズに。オリジナルは4,000ポンド以上のレアリティーを誇るそうですが納得。

CDは380枚限定盤。

1.Would You Like A Brown Ale?
2.Giraffe Song
3.Get Involved With Your Work
4.Post Orgasm Confessions
5.Do You Know Where I Can Score?
6.Bloated Fridge Road
7.Dragonfly Wings
8.Biafra
9.Bertie, Where Are Your Trousers?
10.The Nice Game
11.Can't Escape Your Fate