cambelle - Magic Moments(CD)
\ ジャパニーズとか関係なく現行ソフトロックの名盤が誕生! /
ケイチ&ココナッツグルーヴとして活動をしていた彼ら。渋谷直系サウンドど真ん中で話題になっていたけれど、特にソフトロック寄りの音作りが素晴らしかったのですね。そのセンスとそのマニアックさが全て計算され過ぎていて恐るべしニューカマーだったのです。
そんな彼らがバンド名をcambelleとして改名、1stアルバムをリリース。
彼らの存在は音楽性だけでなくビジュアルも含め、オールドファンだけでなく、若者のファンを取り込める可能性を秘めていたんだよね。
先行シングルを聴いていた時はソフトロッキンな音作りはもちろんだけど、渋谷直系の印象から更にマニアックなサウンドに仕上がっていて、自分の中ではハイ・ラマズに近い?なんて思っておりました。
ゆったりしたオープニング“Magic Moments”から。Liveで観た時から好きだった曲だけど、ワクワクするような仕上がり。アルバム全体的にはゆったりとしている曲が並んでいるのだけど、ここまで引き込まれる作品はなかなか記憶にないかもしれない。終盤に差し掛かってからの“クリストフ”は胸が熱くなってしまった。
素晴らしいメロディに、美しいコーラス、凝った音作りなど聴きどころが満載。聴けば聴くほど違う聴こえ方をしてくるのは何故だろう。
彼らの作る音楽はソフトロックや渋谷系への愛はあるかもしれないけど、オマージュには全く聴こえない。まさか日本からこんなクオリティの作品が出るなんてね…
2025年を代表する1枚間違いなしです!素晴らしいです。
1. Magic Moments
2. 親密さについて
3. 白い鷺
4. 街場
5. Interlude
6. しずかなふたり
7. 火粉
8. クリストフ
9. 微睡の午后
10. 明け方のブルース
